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Case Study 2 min read

ケーススタディー:年間15億ドルの売上高を誇り、世界でもトップ100に入る医療機器メーカーの一つである日本の大手電子医療機器メーカーが世界的なプレゼンスを拡大しています。

Japanese business woman walking past a wall with international clocks.

チャレンジ

日本の経済成長と共に、これまで多くの日本企業はグローバル市場へと拡大を続けてきましたが、経験や専門知識が十分になく、うまくいかなかったケースも多く見られました。日本での成功を基に米国でも同じ形態の新会社を設立する、というのがこれまでのアプローチでしたが、近年では既存の会社を買収または合併し、より迅速にグローバル市場に拡大することがトレンドになってきました。Plante Moranのクライアントの一つである日本の大手電子医療機器メーカーは、除細動器と関連付属品を設計および製造する米国の医療機器メーカーの買収により、世界規模でのビジネスの展開と米国でのプレゼンス拡大を目指しました。

Plante Moranのプロジェクトチームは、買収プロセスが始まった早い段階で、買収ターゲットに関するリサーチやデューデリジェンスを行い、さらに合併後の統合効果を最大化するためのポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)でも引き続きコンサルティングサービスを提供させていただきました。

ソリューション

適切な買収価格を決定し、その後の企業統合のための予算を作成するために、徹底したデューデリジェンスを実施することは非常な大切なプロセスです。今回のケースでも、私どもは現地での様々な調査、インタビュー、そして買収しようとしている会社の部分的な内部監査の実施等を行いました。デューデリジェンスでは、人的資源と内部監査の分析が含まれていましたが、最も重要なのはITシステムの検証でした。ターゲット会社は、新しいERPシステムの導入過程にあり、それが 最終的な買収コストに大きな影響を与える可能性があると考えられました。ターゲット会社では、システムダイアグラムの整備が行われていなかったことや、在庫のトレーサビリティが無かったこと、非現実的なゴーライブ日が設定されていたこと等、様々なレッドフラッグがPlante Moranのプロジェクトチームにより発見されたため、買収が完了するまでの間、新ERPシステムの導入は停止することになりました。

また、研究開発はどの医療機器メーカーにとっても非常に重要であるため、監査対応のためにもすべての活動が適切に文書化されていることが不可欠です。Plante Moranの専門部隊が会社を評価し、将来の研究開発に悪影響を及ぼす可能性がある問題がないことを確認しました。

更に、オペレーショナルデューデリジェンスを通じて、買収ターゲット会社には文書化された行動規範、従業員ハンドブック、クレジットライン業務などの重要な人事文書が欠けていることを発見しました。これらはJSOX監査に対応するためだけではなく、強い内部統制を持つための重要な要素でもありました。

Plante Moranの専門チームは、このように徹底したデューデリジェンスを行うことがにより、最終的には買収後の統合作業のためのポスト・マージャーインテグレーション(PMI)のコンサルタントとしても採用されました。最初の100日間で、プロジェクトチームはリスク評価を行い、最も重大な問題を発見することに成功しました。また、それらのリスクの重要性と、リスク低減のために必要なリソースや期間を示し、発見された問題の優先順位をつけ行動計画を策定(より優先順位が高いものにはより現実的なアプローチで)しました。

ベネフィット

Plante Moranのワンファーム・ファームアプローチは、スムーズなデューデリジェンスの遂行と、合併後の迅速な統合プロセスを可能にしました。 Plante Moranの全グループが総力を挙げ、プロジェクトのあらゆる側面に必要な専門家を配置することができ、また必要に応じて、日米両国の外部監査人との密なコミュニケーションをとることができました。 Plante Moranは何百もの在米日系企業の買収サポート業務を通じて、オペレーションやITのデューデリジェンスの分野でも多くの経験と専門知識を持っています。 買収後の統合は迅速かつ効率的に進めることができ、お客様には買収のベネフィットを短い期間で実感していただくことができました。

また、私たちの総合的かつ多文化的なアプローチは、コミュニケーションの障壁を最小限に抑え、迅速な対応、結果に結びつけるができました。